May 31, 2011

May 28, 2011

110528 [Scan] [Text] VOGUE JAPAN 2011年7月号

 
■ page1&2


=> HQ Png Image, 1159x1486


=> HQ Png Image, 1159x1486

Songs of Our Universe
少女時代が魅せる、美少女主義。
アジア全域で圧倒的な人気を誇る少女時代をソウルでモード撮影。歌とダンスの実力があるアーティストとしてはもちろん、今や美の女神たちとしても憧れの的。9人が揃ったときに放たれるパワーと、それぞれの魅力に、ヴォーグ ジャパンが迫ります。
Photos: Kim Young Ho

All in a Day's Work
大胆カラーを操って、ポップにきめるデイタイム。

 
 
■ page3&4


=> HQ Png Image, 1158x1486


=> HQ Png Image, 1159x1486

Once Upon a Night
ドレスの共演が奏でる、魅惑の夜の幕開け。

 
 
■ page5&6


=> HQ Png Image, 1159x1486


=> HQ Png Image, 1159x1486

 

VOGUEから少女時代に10の質問。
 
Q.1  メンバーの中での自分らしさは?
Q.2  尊敬しているアーティストは?
Q.3  オフのときは、どんなファッションが好き?
Q.4  美しさを保つためのヘ&ボディケアは?
Q.5  メイクするときに欠かせないアイテムは?
Q.6  踊りつかれた脚のケアや美しく見せるポイントは?
Q.7  気に入っている靴とバッグは?
Q.8  恋をするならどんな相手が理想?
Q.9  今一番欲しいものは?
Q.10  一番の贅沢は何ですか?


Taeyeon テヨン
「今日はとても素敵な服が着られてうれしいです。美しく見せる秘訣ですか? 実は今、ベリー系のチークに凝っています。顔色がよく見えると思うから。9人揃うと、お互いにテンションを補い合いながらバランスが取れるので、とてもいい感じに仕事ができます。」1998年3月9日生まれ。 1.“へ~”と笑うところ。 2.尊敬しているアーティストはその都度変わります。 3.ワンピースが好きでよく着ています。 4.ヘアエッセンスを毎日使うようにして、ドライヤーをかける時間をできるだけ短くしています。運動は時間があるときにジムに行っています。 5.アイブロウ。 6.ボディローションを塗ったり、自分でマッサージとストレッチをしたりしています。膝をまっすぐに伸ばしながら、姿勢を美しくするように心がけています。 7.クロエのバッグ。靴は、楽なものをチョイスします。 8.優しい人。 9.車で~す。あっ! でも、まずは運転免許を取らなきゃです(泣)。


Yoona ユナ
「撮影のためにメンバー全員が華やかにドレスアップしているので、何だか私たち、素敵なパーティにでも行くような気分で、とても楽しかったです」。1990年5月30日生まれ。 3.普段は、カーディガン、ジャケット、フード付きTシャツのような楽でシンプルなものを着ることが多いですが、中でも女性らしいデザインやファッションが好きです。 4.実は今、撮影が続いていることもあって髪の毛が傷んでいることに悩んでいます。時間があるときにトリートメントをしています。運動法としては、私もメンバーも、みんなジムに通っています。 5.マスカラ。 6.脚のケアは、マッサージをすることと、寝るときは足が頭より高い位置になるようにしています。 7.靴もバッグも買う前にまず、自分がうまく使えるデザインなのかどうかについて考えますね。 8.理想は穏やかで優しく、私をリードしてくれる男性です。 10.大好きなカメラで風景を撮りながら過ごすこと。


Yuri ユリ
「原色が自分の肌に合うので今日はうれしかったです!」。1989年12月5日生まれ。 1.健康的で明るく、正直なところ。エネルギッシュ。ダンス。 2.最近またジャネット・ジャクソン、シアラにはまっています。ジャネット最高! 3.シックでシンプルなファッション。 4.ヘアは「MR.TAXI」で初めて明るいカラーにチャレンジ。ブリーチとハイライトを入れてあるので、時間があるときにホームケアを。最近はまっている運動は、ボディデザインと筋肉つくり(笑)。ヨガは4年目です。 5.肌のトーンが一番大事なので、ベースとUVブロック。 6.半身浴。日本のファンの皆さんがプレゼントしてくれた入浴剤を必ず入れます。みんな運動してストレッチしましょう~(笑)。 7.靴もバッグも素材を第一に考えます。高級感があってシンプルなものが好き。 8.心が温かくて、目が優しい人。 9.パソコン! 作曲するのに必要な機械。 10.時間を無駄に使うこと!


Sooyoung スヨン
「服のシルエットでポーズを決めました」。1990年2月10日生まれ。 1.メンバーを日本語で紹介できること(笑)。 2.ビヨンセ。 3.ブラックのジャケット、ロングTシャツにレギンスなど楽な格好が好きです。 4.ヘアはサロンでのトリートメント。家では冷たい風で髪を乾かします。運動はピラティスとウエイト・トレーニングを並行。辛いけど元気になれる! 5.リップ! 好きな色はディオールの578。 6.半身浴と自分でのマッサージ。冷却シートなどを貼って寝ると翌日は少しよくなります。オイルを塗ることと、デッドリフトと呼ばれているウエイト・トレーニングをすると腰もきれいになり、脚も柔軟になります。 7.イザベル マランのセールで赤いリボンのついたヒールを購入。レベットのフラットシューズもよく履きます。アレキサンダー ワンのバッグ。 8.わくわくするのもいいですが、今は穏やかな友達のような人がいい。 9.プロエンザ スクーラーのPS1バッグ。


Seohyun ソヒョン
「きれいに見せるには角度が大事。自分がどう写っているかが気になるので、撮影後に何度も確認させていただきました(笑)」。1991年6月28日生まれ。 1.明るくて透明な声。これからももっと努力して自分の長所にしたいです。 2.ビヨンセの歌唱力とケリー・クラークソンの豊かな感情表現力。 3.色は白が好き。スキニージーンズもよくはいています。 4.トリートメントとヘアバッグ。乾かすときは冷たい風で。運動はジムとストレッチで。 5.透明なリップグロス。 6.健康できれいなラインを作るには継続的な運動とストレッチ。朝15分、寝る前に15分はストレッチをします。足は頭より高い位置にして寝ます。 7.靴は楽なものが好きですが、ポイントとなる目を引く物を買っておくのも大事だと思います。 8.ポジティブで自己管理ができる優しい人。気持ちをたくさん表現してくれる勇気のある人。仕事と恋愛に最善を尽くしてくれる人。 9.自由に楽しめる時間。


Tiffany ティファニー
「今日はいつもと違う大胆な色の服を着ることができて、とても新鮮でした。まるでランウェイかレッドカーペットを歩いたみたい」。1989年8月1日生まれ。 3.誰よりもワンピースが好きなところ。 4.髪はホームケアが大切。常にエッセンスを使い、週に1度はトリートメントをしています。運動は、最近パーソナルトレーニングを受け始めて、健康のためにストレッチとウエイトを主にやっています。 5.チーク。ラブリーで爽やか雰囲気にしてくれます。 6.半身浴などで体を温かくして寝ることです。ヒールのある靴を履きこなせると脚がもっと長くスリムに見えると思います。 7.バレンシアガのモーターサイクルバッグが好きで、いくつ持っているかわかりません(笑)。最近イヴ・サンローランのバッグを買って、とても気に入っています。 8.笑っている姿がかわいい人。 9.かわいいワンピース! 10.手に入らないものばかり望んでいるタイプなので・・・。


Hyoyeon ヒョヨン
「服とヘアの色が合っていてうれしいです。いろいろなヘアカラーに挑戦するのが好きでそれを重ねた結果、今のような複雑な色になっています(笑)」。1989年9月22日生まれ。 3.スキニージーンズにルーズなTシャツのようなシンプルですっきりしているスタイル。シックなヴィンテージも好き。バッグはポイントになるような物を選びます。 4.ヘアサロンに通うだけでなく、家でも時間があるときにトリートメントをするようにしています。 5.マットなベージュトーンとピーチトーンのリップ。アイメイクにはほのかなパールをあしらいます。 6.脚をきれいに見せるのは、角度です。 7.アレキサンダー ワン、ジバンシィ、マルベリーのバッグと靴が好き。 8.一重の人。クリス・ブラウンみたいなスタイルの人。 9.バレンシアガの白いモーターサイクルバッグ。 10.ジュエリーも好きですが、デジタル製品が大好きなので、パソコンで長時間遊ぶのが私の贅沢です。


Sunny サニー
「服を選ぶときは、女性なので、常にラインが美しく見えるように心がけています。明るい気持ちで元気よく撮影に挑んだので、今日は気分がとてもよかったです」。1989年5月15日生まれ。 1.勝負心が強いところ。 3.服は楽なスタイルが好きで、スキニージーンズにルーズなTシャツなどをよく着ます。 4.ヘアケアに関しては、トリートメントや、オイルをよく使って髪の毛の手入れをします。 5.アイラインは欠かせません。目元をはっきりさせることで印象もはっきりするからです。 6.脚をきれいに見せるにはポージングできれいに見せるのもひとつの方法だと思います。と同時に、常に緊張感を持っていることも大事だと思います。 8.優しい人。 9.ペットを飼いたいです! 10.平凡な日常を送ることと、家族と一緒に過ごす時間です。ただ、忙しくてそれができなくても、その代わり得ることが多いし、私が望んでいた夢がかなうためにやっているので後悔はないです。


Jessica ジェシカ
「今日の撮影に使われたすべての靴が欲しいわ(笑)。この仕事をやってきたおかげで素敵な服や友達でもあるメンバーたちに囲まれて幸せです!」。1989年4月18日生まれ。 1.明るい性格。 2.ジェニファー・ロペス。歌、演技、ファッションや香水のプロデュースなど、彼女はいろいろな分野で成功しているので尊敬しています。 3.楽なファッション。ガーリィとシックをミックスするのが好きです。例えば、フローラルプリントのワンピースにライダースジャケットを合わせるとか。 4.ヘアオイル&エッセンスで、シャンプーとトリートメントをした後に必ずケアします。運動はジムでしています。 5.マスカラとフローレススキンを保つこと。 6.半身浴。脚をきれいに見せるには健康的であることが大事です。 7.セリーヌとアレキサンダー ワン。基本的に楽なファッションが好き。 8.自分に与えられた仕事に最善を尽くす人。気配りができて、頼れる人。 9.iPad2


All About the Girls
 
1st Album in Japan
日本で初のオリジナルアルバム「GIRLS' GENERATION」を6月1日にリリース。「GEE」、「GENIE」、「Run Devil Run」、「MR.TAXI」などを含む12曲を収録。5月31日から日本初の全国アリーナツアーも開始。詳しくは、www.girls-generation.jp
 
Present
少女時代直筆サイン入りポスターを読者1名様にプレゼント。p248隣の専用はがきでご応募ください。
 
Girls' Generation
少女時代
2007年に韓国でデビューしたガールズグループ。9人のメンバーが披露する歌とダンスのパフォーマンスの評価は高く、今やアジア全域に活動の場を広げている。メンバーは全員、所属する事務所SMエンタテインメントの練習生からスタートし、厳しいトレーニングを経てデビュー。グループとして活動する一方で、韓国ではそれぞれがドラマなど多方面で活躍している。




 2011年初夏、私たちは少女時代を撮影するためにソウルへと向かった。東京の桜はもう散っていたが、ソウルはちょうど満開。けれども、気温は10度前後で、天気は曇り時々小雨―――。
 そして、1枚目の撮影は外。一時、予定を急きょ変更して室内で撮影をという声もあった。が、メンバー9人が揃うと現場のテンションが急に上がる。屋外に出ると「大丈夫です!」と日本語でヒョヨンが笑顔で言ってくれたが、風が冷たい。しかし、彼女たちのプロ意識に火がついたのか、モデル顔負けのポージングを一斉に披露する姿は圧巻。不可能と思っていた撮影が一気に可能になり、グループとしての少女時代が放つマジックを肌で感じた瞬間だった。
 少女時代が韓国でデビューしたのは2007年。これまでのガールズグループはルックス重視で実力がないという世間の認識を変えるほどの歌とダンスが評価され、韓国音楽市場の記録を次々と塗り替えた。日本デビューは昨年。オリコンの年間シングルランキング新人部門第1位を「GEE」、第2位を「GENIE」で独占。今年は3枚目のシングル「MR.TAXI」で初の日本オリジナル曲として新境地も開拓した。
 もはや少女時代は、アジアだけのものではなく、YouTube上で新曲PVが公開されると、またたく間にファン層がグローバル化する。「パリコレで他のエディターたちからK-POPと少女時代について聞かれるときが訪れるとは思いもしなかった」と言うのは韓国ヴォーグを創刊し、現在も韓国版ヴォーグ・ガールのクリエイティブ・ディレクターを務めるアメリカ人のジーン・クレール。「少女時代はアジア発のグローバルなポップス」だと音楽ライターの若林恵は説明する。
 そんな彼女たちの素顔は個性豊かだ。撮影前に私服姿で登場したテヨンはフローラルなワンピースにボレロをまとっていると思いきや、スヨンは全身ブラックに黒の革ジャンをはおっている。持っているバッグもそれぞれで、セリーヌ、バレンシアガ、YSL、ジバンシィとトレンドに敏感な様子がうかがえる。一方で、息をのむほど美しい脚の先にはダンサーならでは足をいたわるフラットシューズが目立っていた。
 アメリカ育ちのジェシカに思わず英語で「仕事は大変?」と尋ねると、「私たちは毎日最低4時間は練習しているけれど、練習生のときは10時間やっていたから耐えられるのよ!」と明るく言う。
 少女時代の振り付けに参加しているダンサーでコレオグラファーの仲宗根梨乃も言う。「彼女たちは簡単そうに踊っているけど、あれは相当なダンスの基礎がないとできない動き。『MR.TAXI』のハンドルを回す動きだって、実際にエクササイズ用のハンドルを使って何時間も練習したほど」
 ここまで高度で完成された技を持つ少女時代の今後が気になる。するとティファニーからこんな答えが返ってきた。「永遠に“少女”でいられるわけがないということはわかっている。でも、みんなとよく話すのは、一人ひとりが他の活動もしながら、少女時代としても活躍したいということ」。そして、最後に流暢なアメリカ英語で、「We Wwanna go global(グローバルに活動したい)」と言い残して次の撮影準備に入った。音楽のみならず美の基準としても今、アジアから世界へと彼女たちは向かっている。

credits & source : Condé Nast Japan