Sep 3, 2017

『Into The New World』のアレンジ違い

だいぶ前のことですが、『タマンセ(タシマンナンセゲ)』のステージ動画を見ていた時にびっくりしたことがありました。
 
ユナがスヨンパートを歌ってる!(スヨンもいるのに!)
 
結論から言うと、初期にはそういうアレンジが存在していたんですね。私はいったい何を見てたんだろう... そんな自分にもびっくりしたという。
 
最近ツイッターでアレンジの話が出ていて、ふとその『タマンセ』の「アレンジ違い」のことを思い出しました。いい機会ですので、あらためて確認してみましょう。どんな、そしていくつのアレンジ違いがあったのか。
 

アルバムバージョンとMVバージョンの違い

まず「オリジナルバージョン」をはっきりさせておきます。当然CD(2007年8月2日にリリースされたシングルアルバム『タシマンナンセゲ』)です。なんですが... このオリジナル、ステージで披露されたことは多分一度もありません。実質的なオリジナルはリリース前日の1日に公開されていたMV。音源との違いは間奏部分で、そこだけダンスリミックス風のオケになり、長さもCDより1・5倍長くなっています。ヒョヨンのダンスを引き立たせるためでしょうね。私たちがずっと見てきたものは、実はこの"ダンスバージョン"だったのでした。(動画参照)
 
 

『Into The New World』の初期ステージのアレンジ比較

7~9月の音楽番組のステージを比較してみました(表参照)。単発系のコンサートやラジオ番組でのライブは除外。アレンジの種類がだいたい把握できればよく、これ以上調べても新たなものは出て来ないだろうと...(本当は調べるのが面倒くさくなった)

オリジナルバージョン以外に6パターンものオケが用意されていたことがわかりますね。また地上波の番組は短いアレンジ、ケーブル放送の番組は長いアレンジが多い感じがします。ケーブル最高。と言いたいところですが、当時のケーブルの音楽番組はリップシンクが非常に多かった。これは歌手ではなく制作側の問題。当時の動画を見直すと、短くてもライブ音声を使用している地上波番組のパフォーマンスのほうが断然いいですね。多少歌が不安定であったとしても(もちろんリップシンクの場合もありました)。
 
さて、問題のユナ。上の表の「ユナパート」の項目においてオリジナルバージョンを「通常」、アレンジバージョンを「移動」と表記しました。いったい何がどうなのさというと、アレンジバージョンでは間奏直後のユナ→テヨンパートがそっくりカットされます。なにしろ非常に長い曲なので、時間枠に収まるよう曲を短くする必要があったとのでしょう。ところで、そこはユナの唯一の個人パートでもありました。さすがに一人だけ個人パートがないのはまずい。デビュー曲なのに。センターユナなのに。そこでユナはその後に来るスヨンパートを歌うことになります。はい、スヨンが宙に浮きました。苦肉の策でスヨンはヒョヨンパートから前半部分だけもらいます。短すぎてカメラも滅多に寄ってくれませんが、それゆえ一瞬に命をかけるスヨンが私の中で新たな見どころとなりました。スヨン、ファイティン!(動画参照)
 
 
 

4分台→3分台へ

前述のユナパートの移動(ユナ→テヨンパートの省略)はあくまでも最後の手段で、通常は後半の最初のサビ(コーラス)を1回落とすことで短縮時間をかせいでいました。デビュー曲だけに群舞もアピールしたい。個人もアピールしたい。カットするならここしかないという感じです。そこまでしないと放送時間枠に収まらない曲をなぜデビュー曲に... いえ、ありがとう、イ・スマンさん。その結果、アレンジバージョンではスヨン&ヒョヨンパートの後に第2ブレイクとも言えるソヒョンパートが来ることになりますが、むしろ大変かっこいい流れになっているように思います。(動画参照)
 
 
 

ダンスパートの変化

楽曲ではなく、ダンスパフォーマンスの面でも別アレンジと言える大きな変化がありました。当初、間奏はヒョヨンのソロダンスでしたが、途中からヒョヨンとユリのツインダンスとなりました。ユリ急浮上。(動画参照)
 
 
 

完全版

完全版とも言える「生ライブ版4分26分バージョン」、音楽番組ではほとんど見ることはできませんでしたが(きちんと調べてません)、特集番組やコンサートでは何度か披露してくれましたね。映像作品としてはDVD『The 1st Asia Tour "Into the New World"』、“Premium Show Case Live in Ariake Colosseum”(2010『Hoot』豪華初回限定版付属DVD)などで見ることができます。うーん、やっぱり特別な感じ。下の動画は2010年5月5日にKBS2で放送された『Story Show 樂 少女時代編 第2部』の動画です。この番組はファンカムも結構残ってますので、興味のある方はチェックしてみてください(収録日は3月13日)。
 
 
 

リミックスバージョンへ

ここからは余談です。ファンの間で後続曲の話がぽつぽつ出始めるようになった頃、9月12日に突如デジタルシングル『タシマンナンセゲ Remix』が発表されます。ダンスに特化したリミックス。ひょっとしたらこのデビュー曲で音楽番組1位をとれるかもしれない、話題となっている振り付け、群舞をさらにアピールしよう、そう考えたのでしょう。その証拠に音源は3分18秒の長さですが(オリジナルよりテンポが速い)、音楽番組での初披露となった27日のMcountdownのステージからいきなり30秒も長い3分48秒のアレンジで圧巻のパフォーマンスを見せつけています(その後もこの“ロングバージョン”が基本になりました)。そしてこの『タシマンナンセゲ』というデビュー曲で粘り強く活動し続けた結果、デビューから2カ月以上も過ぎた10月11日、Mcountdownでついに念願の1位を獲得することになるのです。
 
最後に個人的に大好きな「2008 Dream Concert」の動画を貼っておきます。Remix版ですが、SONEの声援がまた胸アツなので、お時間のある方はぜひ。
 
 
 
放送日 番組名 前奏 間奏 間奏のダンス ユナパート 後半最初のサビ トータル
070719 MCD(非放送) 27秒 9秒R Hyo 通常 あり 4分22秒
070726 MCD(非放送) 27秒 9秒R Hyo 通常 あり 4分22秒
070801 (Music Video) 27秒 13秒R Hyo 通常 あり 4分26秒
070802 (CD) 27秒 9秒 - 通常 あり 4分22秒
070805 人気歌謡 27秒 13秒R Hyo 通常 なし 3分48秒
070811 音楽中心 18秒 9秒R Hyo 移動 なし 3分17秒
070812 Music Bank 27秒 9秒R Hyo 通常 なし 3分44秒
070816 MCD 27秒 13秒R Hyo 通常 なし 3分48秒
070818 音楽中心 18秒 9秒R Hyo 移動 なし 3分17秒
070819 人気歌謡 18秒 13秒R Hyo 移動 なし 3分21秒
070826 Music Bank 18秒 13秒R Hyo&Yul 移動 なし 3分21秒
070828 Music Tank 27秒 13秒R Hyo&Yul 通常 あり 4分26秒
070830 MCD 18秒 13秒R Hyo&Yul 移動 なし 3分21秒
070901 音楽中心 18秒 13秒R Hyo&Yul 移動 なし 3分21秒
070902 人気歌謡 18秒 13秒R Hyo&Yul 移動 なし 3分21秒
070904 Music Tank 27秒 13秒R Hyo 通常 あり 4分26秒
070912 M Super Concert 27秒 13秒R Hyo&Yul 通常 なし 3分48秒
070913 MCD 27秒 13秒R Hyo&Yul 通常 なし 3分48秒
070914 Music Bank 18秒 13秒R Hyo&Yul 移動 なし 3分21秒
070915 Live Wow Special 27秒 13秒R Hyo&Yul 通常 あり 4分26秒
070915 音楽中心 18秒 13秒R Hyo&Yul 移動 なし 3分21秒
 
*「番組名」の「MCD」は「Mcountdown」
*「前奏」「間奏」「トータル」の秒数はだいたい
*「間奏」の「R」は「Remix」
*「間奏のダンス」の「Hyo」「Yul」はそれぞれ「ヒョヨン」「ユリ」